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お宮参りの基礎知識

参道とは神社にに参拝するための道のことで、

初めの鳥居をくぐって社殿までの道を指します。

参道は私たちがお参りする際の通り道であるだけでなく

神さまの通り道でもあります。

参道の中央は正中(せいちゅう)といい、

神さまがお通りになるところなので

参拝のときには中央を避けて歩くことが礼儀とされています。

現在は、お宮参りのあとの挨拶回りをすることも少なくなり

ホテルやレストランで食事をしたり

自宅でお祝いの膳を囲んだりなど

各家庭それぞれの方法でお祝いをすることが多いようです。

赤ちゃんやお母さんの負担にならないような

身内でゆったりとお祝いできるような

スタイルに変わってきています。


お祝い

一般的に出産祝いを贈っている場合が多いので、
あらためてお宮参りのお祝いを贈ることは少ないです。

贈る場合は、3千円程度を目安にします。

祝儀袋は紅白・蝶結び・のしつきのものを使い
表書きは「御祝」「祝御宮参」です。


内祝い

お宮参りのお祝いのお返しは特に必要ありません。
内祝いとして赤飯や菓子を贈ることはあります。

また、お宮参りのあとの挨拶回りは、
出産祝いをいただいた家の方に、
内祝いを贈りお礼をするという意味もあるようです。


昔はお宮参りのあとに、挨拶回りするのが習わしでした。

現在でも、赤ちゃんのお披露目の意味もあり、
祝っていただいた近くの親戚やご近所に
挨拶回りをすることはあります。

地方によっては挨拶回りを受ける家で、でんでん太鼓や
犬張子を用意して、祝い着の紐に結び付けて祝ったり、

近所の子供たちに仲間入りの意味をかねてお菓子を配ったり
する習慣のあるところもあります。






お宮参りのときの付添い人の服装は

赤ちゃんに正式な祝い着を着せた場合、

祖母や母親は紋付の黒留袖が正装になりますが、
色留袖や訪問着、ワンピースやスーツなどでも
いいでしょう。

男性はダークスーツが一般的です。




お宮参りのときの服装は、

本格的にするのなら、
赤ちゃんに白羽二重の内着を着せ、その上に

男の子は黒羽二重の五つ紋付で、鷹や鶴などの絵柄の
熨斗目広袖(のしめひろそで)、

女の子は綸子や縮緬の五つ紋付で、花柄などの友禅広袖の
祝い着を着せます。

最近では、ベビードレスなどの洋装でお宮参りしたり
レンタル衣装を利用する人も多いようです。





お宮参りの古来のしきたりでは、
父方の祖母が赤ちゃんを抱くことが決まりとなっていました。

これは、お産を「死」や「血」と関係が深い穢れたものとする
考えから来たもので、産後間もない母親は忌明けが済んでいない
と考えられたのです。

また一方で、産後の母親に無理をさせないためとの説もあります。

しかし、現在ではこのようなしきたりにこだわることもなく、
誰が抱いてもかまわないでしょう。
夫婦と赤ちゃんだけでお宮参りする家族も増えています。


お宮参りは、お賽銭をあげてお参りするだけでも充分ですが、
神社に事前に申し込んでおけば、お祓いを受け祝詞(のりと)
をあげてもらうこともできます。

お宮参りで祝詞をあげてもらう場合の神社へのお礼の目安は
3千円から1万円程ですが、5千円ぐらいが一般的でしょう。

神社で料金が決められていることも多いので、
申し込みの際に確認すると確実です。

お礼には、白い封筒または祝儀袋(紅白・蝶結び・のしなし)
を使い、表書きは上段に「御初穂料」または「御玉串料」、
下段に赤ちゃんの名前を書きます。





お宮参りのお参りのしかたは、
通常の神社でのお参りのしかたと変わりありません。

神社の境内にある手水舎(ちょうずや)で手と口を
清めてから社殿に進み拝礼します。


 手水のしかた
  水を汲んだ柄杓を右手に持ち、左手に水をかけ清める
  次に柄杓を左手に持ち替え、右手に水をかけ清める
  再び右手に柄杓を持ち替え、左手で水を受け口をすすぐ
  最後に両手で柄杓を立てるようにして柄の部分に水を流す

 拝礼のしかた(二礼二拍手一礼・二拝二拍手一拝)
  お賽銭をあげて鈴を鳴らす
  2回おじぎをする
  2回手を打ち、手を合せお祈りする
  1回おじぎをする




お宮参りする時期は

男の子は生後31、32日目、
女の子は生後32、33日目とされています。

また、地方により生後30日から100日前後と様々です。

しかし、このような日にこだわらず生後30日程度を目安に
赤ちゃんやお母さんの体調を考えて、
天気の良い穏やかな日にお宮参りするとよいでしょう。

また、夏の暑い日や冬の寒い日などははずし、
良い季節になってからお宮参りしてもかまいません。